ローマ、支払の自由

みんなのローマ

WWE Extreme Rules 2017 17/6/4
#1コンテンダーズ-フェイタル・5ウェイマッチ
フィン・ベイラー対サモア・ジョー対セス・ローリンズ対ローマン・レインズ対ブレイ・ワイアット
乱戦ベースで、ヒールのワイアットとジョーが適度に組む流れ。適度に凶器を使い、適度に手を組み、適度に入り乱れていく内容。正直乱戦が得意な選手は少なく、その中で得意なレインズも魅力の一つである鋭い拳を発揮出来ずじまい。
鉄階段や椅子を投入し、終盤にバリケード貫通スピアーや実況席テーブル葬をねじ込んで、PPVのメインとしての帳尻を合わせた格好となったが、このメンバーならこれ位は出来て当たり前。王座レスナーが見えない中、ストーリーや凶器の補佐もなく突き抜けない内容。
中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
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WWE Great Balls Of Fire 2017 17/7/9
アンビュラス・マッチ
ローマン・レインズ対ブラウン・ストローマン
乱戦ベースの荒々しいスタート。迫力だけでなく、適切な凶器使用と場外を広く使った戦いで、単調にさせない。ストローマンのモンスターとしての立ち振舞いに絶妙なダメージ設定と、生え抜きの巨漢では久々の大ヒットと思わせる働き。当然レインズも強敵にやられながらも立ち向かい続けるヒーロー役を好演している。後半からは舞台を入場口と救急車の近くに移してラストスパート。セット破壊や担架の凶器使用、ストローマンの強設定の妙そしてスーパーマンパンチ&スピアーの使い勝手の良さが結び付き見応えのある一戦へと昇華。救急車戦という難しいお題ではあったが、相性の良さを感じさせた抗争の勢いそのままに、激しさもゲーム性も兼ね揃えたブルファイトを見せてくれた。試合後は、WWE定番の演出で抗争継続をアピール。
好勝負に届かない良試合。
ストローマンの勝利。
評価:＊＊＊3/4

WWE ユニバーサル王座戦
ブロック・レスナー(c)(w/ポール・ヘイマン)対サモア・ジョー
ジョーの奇襲でスタート。一気に実況席葬まで持っていくスタート。アグレッシブな始まりだが、二人とも年を取ってしまった為、この勢いを持続させることが出来ない。ゴーバーの様な特異なレスラーが異常なだけで、ジョーもあくまでも関節と打撃が得意な「レスラー」。管理プロレスの賜物で、スリーパーとスープレックス以外の攻撃を極力排した作りになっているが、今のジョーは、若かりし時の鋭さではなく老獪さで勝負する様になっているので、こういう試合の作りは厳しい。MMA的な流れにしたいのか、プロレスとして重厚に作り上げたいのか意図が見えない内容であった。果たしてこの試合をカート・アングルはどの様に感じているのだろうか。ブロック・レスナー対カート・アングル、カート・アングル対サモア・ジョーの様な試合を期待するとガックリしてしまう。
平均レベル。
評価:＊＊＊

Main Event #247 17/6/26
ザ・リバイバル(ダッシュ・ワイルダー&スコット・ドーソン)対

ザ・クラブ(カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズ)
ヒール対ヒールながらドリーム・マッチ実現。NXTを席巻したタッグ屋と新日本を席巻したタッグ屋の一戦。互いにヒールということで、小狡さを出しながら細かく攻守を入れ替えていく内容。特にどちらが疑似ベビーをする様な演出はないが、堅実で素早いタッグワークを堪能出来る試合。ローンバトル後のギャローズの打撃は相変わらず冴えていて、今のWWEにそれを活かす土壌が全くないのが勿体なく感じる程。大きな見所はないけれども、ヒール同士の対決ならではのピュアなスキル合戦を見る事が出来る内容であった。
平均的良試合。
シャッター・マシーンでリバイバルの勝利。
評価:＊＊＊1/4

SmackDown Live #937 17/8/1
#1コンテンダー
中邑真輔対ジョン・シナ
ストロング・スタイルとWWEスタイルの象徴同士のドリーム・マッチ。わざわざドリーム・マッチと銘打つほどの一戦だが、試合はいたって普通。ある意味等身大をぶつけているとも取れるが、二人の力量を考えればシンプルな一進一退だけで終わらせるのは勿体ない。AAを返すUS王座オープンチャレンジ時代の様な展開に、互いの得意な関節技の応酬もあるけれど、切り返しの妙は特になし。当然良い試合ではあるものの、期待値には届かない。
平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4

Monday Night RAW #1263 17/8/7
ラスト・マン・スタンディング・マッチ
ローマン・レインズ対ブラウン・ストローマン
一番WWEらしい戦いを提供しているこの抗争。今回も体躯を活かしたブルファイトを見せる。テーブルや鉄階段等適度に凶器は入れるも、ラストマン戦の割にラフ度は薄め。救急車戦である程度やり切ったのか、通常放送仕様なのかはわからないが、抑え目の内容。それでもパイプ椅子じゃない方の椅子投げや入場口での攻防、そしてスーパーマンパンチの攻防と押さえる所は押さえている安定した内容。最後のジョーの介入は予想通りで問題なし。
まあまあ良い試合。
評価:＊＊＊1/2

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