炭水化物抜きがとても人気な昨今の短期間ダイエット。
しかし色々調べてみると、どうもそれは違うんじゃないか?というような疑問を感じることがあります。
ご飯やパンは一切食べない、代わりにジャガイモを食べる、炭水化物抜きと言うと、ご飯やパン、麺類を抜けば後は好きな物を食べて良いと考えがちですが、これは間違いのようです。
好きな物を食べて良いということと、好きなだけ暴飲暴食しても良いということとは違います。
炭水化物を抜くと何故痩せるのかを理解しているでしょうか。
本来、炭水化物を制限する方法は、糖尿病患者の為に考えられたものであり、健康な人が炭水化物を一切摂らないという食生活はとても危険なんです。
炭水化物は完全に抜くということではなく、正しくは「制限する」ということです。
でも、炭水化物の摂り過ぎで太るのだから、やっぱり全面的に炭水化物を抜けば良いんじゃないかと思われがちです。
しかし、炭水化物を極度に制限するとブドウ糖が不足します。
ブドウ糖無しでは脳が働くことが出来ず、それを補うため体に蓄えてあるタンパク質を分解しブドウ糖を作りだそうとします。
このため、筋肉が減ってしまうんです。
筋肉が失われた体はスカスカな状態。
さらに筋肉が落ちると代謝が悪くなり痩せにくい体になります。
痩せにくくリバウンドしやすい体質では最悪の結果ですね。
炭水化物抜きは、やり方を間違えると健康面に影響を及ぼすなど様々なデメリットが生じます。