おばさん太りの原因⑤

●女性ホルモンの減少●
それでは改めて、”おばさん太り”と呼ばれる「中年太り」は、若いころの太っている状態とは違いがあるのでしょうか。
ここでは、その部分を掘り下げていきたいと思います。
40歳前後は、ちょうど閉経へと向かっている年代といえます。
これは、女性ホルモンが徐々に減っていく事で表れてくる”更年期”と合致します。
女性ホルモンとは、脂肪合成を盛んにおこなうという働きをもっており、10代後半から20代後半あたりまでは、太ももやヒップといった部位を中心に脂肪がつくようになっています。
ですが、女性ホルモンの分泌が段々と低下してくるにしたがって、脂肪のつく場所は変化。
腹部中心につくようになって、ポッコリお腹になっていくのです。
40代前後で太ってくる”おばさん太り”は、お腹周りの体型の崩れがとても目につくようになります。
その原因はこうした事で起こるのです。
そこに、皮膚は今までのハリがなくなってしまうので、皮膚自体も脂肪を支える事が出来ず、正常な位置に留めておくことが不可能に。
なので、引力に従って脂肪は下へ下へと垂れさがっていってしまうのです。
この現象は、筋肉の衰えと共にますますその状態は進み、腹筋だけでなく背筋や太ももといった部位の筋肉も落ちてしまうと、姿勢も悪くなってしまい、歩いている姿もスマートではなくなっていってしまいます。
このように、40代前後の”おばさん太り”と呼ばれるものは、体型が崩れる・姿勢が悪くなる・動作もスマートではなく鈍くなるという特有の太り方になるのです。

タイトルとURLをコピーしました