MANLEY/VOXBOX

   

MANLEYのチャンネルストリップコンボボックスです。

ウォームアップミューティング回路、スマートグラウンディング、サイレントスイッチなど便利な機能も搭載。

まさに代表的なMANLEYサウンドがここにあります! 【製品概要】 まずは信号の流れから…コンプ→マイクプリ? VoxBoxは基本的に2つのセクションで構成されています。

最初のセクションではコンプとプリアンプ、2つめはEQ/ディエッサー/リミッターのセクションです。

まずコンプとプリアンプですが、このシグナルフローにも意味があります。

音声信号は、プリアンプからコンプセクションに送られるのが普通なのですが、VoxBoxに関する限り、パッシブフィルターとインプットアッテヌエーターを通って入力された音声信号は、まずパッシブコンプセクションに送られます。

オプトアイソレータを採用したコンプにはアンプ回路が存在しないため、信号はノイズが混入していない、クリアな状態でコンプレッションをかけられることになります。

この後、アンプセクションに送られ、ここで初めてチューブ回路を使った40-50dBの信号増幅が行われます。

プリアンプ部でクリップしたノイズ音が増幅される可能性を極力抑えて、ナチュラルでクリーンな音にこだわったMANLEYの一つの回答がここにあります。

コンプレッサーセクション 有名なVariable-Muコンプレッサーの回路とElectro-Optical Limiter採用のオプトアイソレーターアプローチを組み合わせたデザインコンセプトを採用。

チューブ段に達する前段階で、歪み、周波数レスポンスに有害な影響を与える要素を排除します。

つまり、マイクプリアンプのクリッピングを防ぎます。

マイクプリアンプセクション MANLEY Dual-Mono Mic Preampと同じアンプ回路が採用されています。

マイクインプットトランスは独自に開発され、工場内で組まれています。

48Vファンタム電源はフロントパネルからトグルスイッチによるOn/Off切り替え。

パッシブ回路によるBass Cutoff搭載。

トランス経由のバランスXLR出力端子とトランスレスのアンバランス出力端子を搭載しています。

トランスを介していないため、後者1/4フォン端子のアンバランス出力が、最も原音に近いクリーンな出力になります。

Gainスイッチは、スルーレイトと回路のフレイバーを調整できる可変コントロールになっています。

ヘッドルームは+31dBuを誇ります。

インプットは、マイク(XLR)、ライン(XLR)、インストゥルメント(1/4フォン)とどういったソースにも対応できます。

インプットアッテネーターは、ハイインピーダンス入力から+4バランスラインインプットまで対応できるバリアブル(可変)コントロールです。

パッシブ素子を使ったEQセクション そして、次にEQ/ディエッサー/リミッターセクション。

EQはパッシブ素子を使った3バンドEQで、原理はPultec EQと同じです。

EQセクションでは、ICやトランジスタは勿論、チューブも使用していません。

ノイズのないナチュラルなEQ処理を行うためです。

EQの後にディエッサーに送られます。

これもオプトアイソレータとノッチフィルターのパッシブ素子を使った回路で、”S”音が4つ(3K、6K、9K、12K)、デフォルトで設定されています。

また、ここで10:1のフルレンジリミッターをかませることが可能です。

最終段にはチューブラインアンプ回路があり、パッシブ回路で損失されたゲインを補うと共に、長いケーブルを接続しても十分なだけのレベルを供給します。

EQセクション 「Pultec EQをVoxBoxに!」というユーザーリクエストに応え、さらに新しい技術をつぎ込んだEQセクションを搭載しました。

周波数設定ポイントを追加し、3バンドに振り分けています。

本物のインダクターを搭載したEQで豊かなボトムエンド、クラスA回路によるスイートなハイエンドを実現しています。

EQ INPUTスイッチは、Line Input、Preamp Output、またはINSERTリターンにパッチングでき、2トラックに同時にかませることができるダブルデューティーバイパススイッチとして動作します。

DE-ESSER、リミッターセクション 回路デザインは、HutchとEveAnnaによるものです。

ディエッサー&ピークリミッターは、ELOPリミッターをベースにしています。

3-12kHzの周波数帯域から4つのノッチ周波数が選択できるようになっています。

5つ目のポジションは、LA-2Aを模したリミッティングを施します。

つまり、プリEQ/ポストEQで同時に圧縮する(Compress)ことが可能なことです。

現場の作業を想定した数々の工夫 録音現場における作業効率を上げるために加えられた工夫が随所に盛り込まれています。

例えば、ファンタム電源のトグルスイッチ。

これは、引っ張らないと切り替わらないようになっています。

これで、不注意にファンタム電源を入れてしまって、高価なモニターを壊すこともないでしょう。

さらに電源スイッチには通常使用されることが多いトグルスイッチではなく、ロータリースイッチを使用しています。

これは見た目のユニークさだけでなく、ハムノイズを減少させる意味でも有効な手段なのです。

ロータリースイッチにはリレー回路が組み込まれ、電源を切って20秒間出力をミュートするよう設計されています。

電源を切った後の「ボン!」という音も出ないようにしているわけです。

このスイッチだけでなく、VoxBoxではスイッチON/OFF時のブチブチ音とは無縁です。

【製品仕様】 ・ MANLEY transformers w/nickel laminations in mu-metal cases ・ 2 Kohm MIC INPUT Z w/High current 48V Phantom power built-in ・ Hi-Z (100K) Direct Instrument Input ・ LINE & INSERT INPUTS (balanced XLR & 1/4”) ・ PREAMP & EQ outputs LO-Z (50W) ・ Transformer balanced XLR outputs ・ Transformerless unbalanced 1/4”outputs ・ STEREO LINK for Compressor & De-esser/Limiter ・ SIDE CHAIN MONITOR for De-Esser ・ Large ILLUMINATED Sifam METER with FIVE readout modes ・ THD + N (1KHz @ +20 dBu): 0.3% ・ Maximum output: +31dBu 

  • 商品価格:518,400円
  • レビュー件数:0件
  • レビュー平均:0.0(5点満点)

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